大樹高生が町長に質問 町花コスモス活用提案
【大樹】大樹高校(金田英司校長、生徒149人)の3年生41人が議員役を務めた「高校生議会」が10日、町議会議場で開かれた。生徒たちは高校生らしい目線で質問や提案を述べ、答弁する酒森正人町長ら町側と、丁々発止(ちょうちょうはっし)のやりとりを繰り広げる場面もあった。
選挙権年齢の18歳以上への引き下げに伴い、町政への関心や主権者としての意識を高めてもらうのが目的。今年で3回目となる。
横山幹太さんら4人は、町の花コスモスの活用について質問。うち、高田絢人さんは「コスモスのキャラクター『コスピー』は、印象に残りづらい。弟の『モスピー』をつくり、『コスモスピー』としては」と質問した。
酒森町長は「町職員の誰もが思い付かなかった(アイデア)。デザインをぜひ考えてほしい」と返した。
この他、「(通学などで使う)バス内の音声で歴舟川の砂金掘りが紹介されており、(名物イベントの)こいのぼりについても流してもらっては」などの提案や、身近な除雪、通学路についての質問もあった。生徒たちは質問だけでなく、提案の実現に向け高校として町に協力する姿勢も示した。(眞尾敦)