十勝毎日新聞 電子版

Tokachi Mainichi News Web

十勝ワイン仕込み開始 操業安全を祈願

手作業で選別されるワイン原料のブドウ「清見」(21日午前8時40分ごろ、新井拓海撮影)

 【池田】2017年産ブドウを使った十勝ワインの仕込み作業が21日、町ブドウ・ブドウ酒研究所で始まった。天候がおおむね良かったことから、平年並みの開始時期。初日は池田町産と後志管内余市町のブドウを選果し、発酵タンクに送り込んだ。

 池田町産は20日に収穫した、赤ワイン「清見」に使う品種「清見」約3・5トン。余市町産は量販店の独自ブランドで今年産ヌーボー用の「デラウェア」約1・5トン。小さな枝(梗=こう)を取り除く機械にかけた後、同研究所職員が、汚粒や残った梗を手作業で選別した。

 今年産の仕込み量は不作だった前年比6%増の約330トンを予定。10月末までに池田町や後志管内の仁木町と余市町、上川管内剣淵町などで生産されたブドウが運び込まれる。

 仕込み開始前の同日午前8時、操業の安全祈願を行った。勝井勝丸池田町長は「国内はもとより世界に向け、自信を持って良いワインをつくってもらいたい」と担当職員を激励。同研究所の安井美裕所長の発声で十勝ワインのスパークリングワイン「ブルームロゼ」で乾杯し、良質なワイン醸造と安全操業を願った。(関坂典生)

関連写真

  • 手作業で選別されるワイン原料のブドウ「清見」(21日午前8時40分ごろ、新井拓海撮影)

    手作業で選別されるワイン原料のブドウ「清見」(21日午前8時40分ごろ、新井拓海撮影)

  • ベルトコンベアで運ばれるワイン原料のブドウ「清見」(21日午前8時40分ごろ、新井拓海撮影)

    ベルトコンベアで運ばれるワイン原料のブドウ「清見」(21日午前8時40分ごろ、新井拓海撮影)

更新情報

蒼い風の会の郷土史絵本15冊を町図書館の電子書籍に登録~まちマイ音更編

紙面イメージ

紙面イメージ

11.25(月)の紙面

ダウンロード一括(85MB) WEBビューア新機能・操作性UP

日別記事一覧

前の月 2024年11月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

十勝の市町村

Facebookページ

記事アクセスランキング

  • 昨日
  • 週間
  • 月間

十勝毎日新聞電子版HOME