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ケアドゥ北海道 16日に芽室で十勝初開催

イベントをPRする(左から)松山実行長、実行委の山田さん、清末さん

 【芽室】北海道の保健や医療、福祉、教育に携わる関係者が取り組みや課題を話し合うイベント「Care Do(ケアドゥ)北海道2017inとかち」が16日午後1時から、町内の駅前プラザ「めむろーど」で開かれる。昨年9月の十勝初開催は台風の影響で中止に。主催する実行委員会の今年に懸ける思いは強く、「楽しみながら北海道、十勝の盛り上げにつながるイベントにしたい」と意気込んでいる。

 同イベントは道内各地で開かれ、今回が4回目。札幌で開かれた第1回、第2回で実行委員長を務めた更別村の山田康介村国民健康保険診療所長は「イメージは『ライジングサン・ロックフェスティバル』」と話す。「自由な交流」をモットーとし、各ブースで講演などが同時進行し、会場内ではビールやソフトドリンク、軽食を楽しめる。

 今回は、在宅ケア移行支援研究所宇都宮宏子オフィスの宇都宮宏子代表(京都)と坂本医院の坂本仁院長(札幌)を招くほか、宮西義憲芽室町長や慶愛病院(帯広)の真井康博院長、北海道179市町村自治体職員ネットワーク代表の前田真さん(清水町職員)らが対談形式のセッションを展開する。テーマは「社会的包摂」「地域資源医療」「思春期・性教育」「地域社会と農家の関係」など多岐にわたる。台風災害を経て「人生における備え」というテーマも設けた。

 実行委員の1人、清末有二さん(芽室町職員)は「昨年は台風10号による交通網の寸断で残念ながら開催できなかった。今回は多くの異業種に集まってほしい」と期待する。当日は芽室の「アットホームパン工房リスどん」がパン、「九神ファームめむろ」が空揚げなどを提供する。

 松山なつむ実行委員長(訪問看護ステーションかしわのもり所長、鹿追)は「役職や年齢などに関係なく、全員が『さん付け』で呼び合うイベント。気軽に参加して」と呼び掛ける。

 参加費1000円。飲食代は別途必要。参加希望者はケアドゥのホームページか実行委事務局にファクス(0156・66・1205)で申し込む。

 問い合わせは実行委事務局(0156・66・1230)へ。(松村智裕)

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