麦稈ロールのトーテムポール登場 ２０日麦感祭シンボルに 音更
麦稈ロールを積み上げたトーテムポール。祭り本番へデザインを施す。前列中央が中橋実行委員長、右隣りが提案した中村さん
【音更】小麦の生産量日本一をＰＲする手作りの収穫感謝祭「第７回麦感祭（ばっかんさい）２０１７」（２０日・町西中音更北１４線８＝浅野農場小麦畑、実行委主催）に、イベントのシンボルとして麦稈（ばっかん）ロールを使ったトーテムポールが初お目見えする。３日、会場近くのたけなかファームの小麦畑で実行委が試作し、安全性などを確認した。小麦のイベントならではのオブジェとして注目されそうだ。
トーテムポールは、同実行委事務局ＮＰＯコミュニティシンクタンクあうるず（帯広）にインターンシップで研修中の、日本農業経営大学校（東京）の学生中村駿さん（２１）＝２年＝が設計して実行委に提案した。
麦稈ロールは直径１・８メートル、高さ１・２メートル。中橋晴樹実行委員長（３８）ら実行委のメンバーが見守る中、同ファームの竹中章さん（４２）がショベルカーを操り、４つの麦稈ロールを積み上げ、高さ約５メートルのトーテムポールを完成させた。
トーテムポールはイベント当日、会場入り口に設置する予定で、今後、中村さんと実行委が飾り付けの内容を検討する。
試作作業に立ち会った中村さんは「実際に見ると、イメージした以上に迫力がある」と満足の表情。中橋実行委員長は「非常にインパクトがある出来栄え。祭りのランドマークにもなる。どんなデザインになるかは当日のお楽しみ」と来場を呼び掛ける。
当日は恒例の麦稈ロール転がしや音更高校書道部による麦筆パフォーマンス、町出身のシンガー・ソングライター流（ながれ）さんのライブなどを予定。
定員３００人で、１４日まで事前申し込みを受け付け中。参加費は事前申し込みの場合、大人２５００円（当日３０００円）など。
問い合わせは実行委事務局（ＮＰＯコミュニティシンクタンクあうるず、０１５５・６７・６３０５）へ。（鈴木裕之）
