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芽室川 進む復旧工事

改良復旧工事が進む芽室川。工事区間1・4キロのうち掘削とのり面の整備が終わった下流部左岸(左奥)と掘削作業が進む右岸。右奥は芽室橋(12日午前11時半ごろ、新井拓海撮影)

 【芽室】台風10号で甚大な被害を受けた芽室川の改良復旧工事が本格化している。土砂の掘削で川幅を広げ、掘削土を積んだ大型ダンプトラックが現場を往復している。

 工事は山内組(更別)と中山組(札幌)による特例共同企業体が実施。第1弾となる今回の工事対象区間は芽室橋から上流側へ1・4キロ。対象区間を3分割し、5月中旬から下流部分の掘削作業が始まった。川の中央に仮の堤防を造り、先週半ばに左岸側の掘削とのり面の整備が終わり、現在は右岸の掘削作業や左岸中流部のコンクリートブロック工の設置が進められている。

 12日午前にはバックホー7台が稼働し、土砂の掘削や中流部の立木の伐採を行った。掘削土は他の災害復旧工事に活用され、大型ダンプトラック15台が現場を往復していた。

 現場代理人の藤澤卓也さんは「これから台風シーズンを迎える。少しでも住民の皆さんの不安を取り除くことができるようなるべく早期の完成を目指し、安全に施工したい」と話していた。工期は来年1月22日まで。(澤村真理子)

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