管内自治体も防疫強化 帯広、中札内は会議設置 鳥インフル
清水町内の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生した問題を受け、養鶏場を抱える十勝管内の各自治体では感染拡大に備えた態勢づくりを急いでいる。既に帯広市や中札内村では関係会議を立ち上げており、防疫対策の徹底や発生時の対応を確認するなどして警戒を強めている。
市は警戒レベルを3段階中2番目の「レベル2」に位置付け、市独自のマニュアルに基づいて19日、庁内に対策連絡会議を設置。各部の企画調整監ら18人が出席し、市内の養鶏農家4戸への注意喚起や1袋20キロの消石灰を計21袋配布するなど事前の防疫対策の徹底や同町内の現状を報告した。
このほか、市内で発生した場合の対応策を確認。議長の河本伸一農政部企画調整監は「いつ、どこで発生してもおかしくない状況。万一の際は皆さんの協力をお願いしたい」と呼び掛けた。
同日には中札内村が農協などと担当者会議を開いた。他にも21日に本別町が関係機関でつくる町家畜自衛防疫組合、音更町が庁内の内部で情報共有を図る連絡協議会を、24日には鹿追町がJAなどと連携して予防を図る会議を開く予定。(小縣大輝、杉原尚勝、川野遼介)
◆関係機関の高病原性鳥インフルエンザに関するサイト
・対策、相談窓口など各種情報(PDFリーフレットダウンロード)-十勝総合振興局公式ホームページ
・環境省からの高病原性鳥インフルエンザに関する情報-環境省公式ホームページ
・農林水産省からの鳥インフルエンザに関する情報-農林水産省公式ホームページ
・農研機構からの高病原性鳥インフルエンザに関する情報-農研機構公式ホームページ