震災被災地で介護研修 帯大谷短大生ら4人
【音更】帯広大谷短期大学(田中厚一学長)の社会福祉科介護福祉専攻の学生2人が、被災地での介護福祉士の役割を学ぶため、27~30日の日程で岩手県大槌町を訪問する。2人はいずれも介護職の就職を希望しており、「有意義な現地学習にしたい」と意気込んでいる。
訪問するのは角田晴菜さん(19)、古家有紗さん(20)=いずれも2年。同科の佐藤千恵准教授と小林聖恵講師が同行する。
太平洋の沿岸部に位置する大槌町は、役場庁舎が津波で流されるなど東日本大震災で大きな被害を受けた。佐藤准教授と講師の小林さんは災害発生以降、現地に足を運び、被災地学習を通じた地域における介護福祉士の役割について調査・研究を進めている。
現地学習では、災害時に福祉避難所となった町内の特別養護老人ホーム「らふたぁヒルズ」を訪問し、当時の被災の状況や避難所運営の課題などを聞き取るほか、実際に施設の利用者と交流し、ユニット研修を行う。同町社会福祉協議会では復興に向けた地域との協働の在り方について担当者から話を聞く。
角田さんは「北海道でも9月の台風で被害に遭った。介護の立場で被災者をどう支援したらいいのかを考えたい」、古家さんは「復興に向けた地域づくりの中で、介護福祉士として何ができるかを学びたい」と意欲を見せる。
佐藤准教授は「地域型介護福祉士として、地域の生活をどう支えるかという専門性が求められている。被災者に話を聞き、学生と一緒に学びたい」と話している。(鈴木裕之)