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4地点で10月最低気温更新

雪がうっすら積もったJR新得駅構内の下新得川橋梁。台風被害の復旧工事が急ピッチで進む(31日午前11時半ごろ、新井拓海撮影)

幕別糠内で氷点下6・8度 
 上空に11月下旬並みの寒気が入り、晴れて地表の熱が奪われる放射冷却現象の影響で、31日朝の十勝地方は冷え込んだ。13観測地点で今季最低気温を記録、うち幕別町糠内など4地点で10月の最低気温を更新した。山沿いを中心に雪が降り、新得市街地ではうっすらと雪化粧した。

 最低気温を更新したのは幕別町糠内(氷点下6・8度)のほか、池田(同6・5度)、浦幌(同5・1度)、鹿追(同3・9度)。最低気温が最も低かったのは陸別の氷点下7・3度で、帯広は同3・5度だった。

 新得市街地では午前9時半ごろから降雪が強まり、道路や駐車している車にうっすらと雪が積もった。JR新得駅前のパチンコパーラーヒミコでは、転倒防止のため入り口前の雪を掃いて来店客を迎えた。従業員の中川圭二さん(60)は「去年より1週間以上は早い。シーズン初めは事故などに気を付けたい」と話した。

 帯広測候所によると、寒気が残るため、今後も気温が低い日が続く見込み。札幌管区気象台は11月1日ごろから約1週間、平年の平均気温より2・1度以上低くなる可能性が高いとし、警戒を呼びかけている。(池谷智仁、小寺泰介)

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