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台風被害の十勝川河川敷調査 帯工高生と市民団体

十勝川河川敷で環境調査を行う帯工高の生徒ら

 【幕別】帯広工業高校(福井誠校長、生徒477人)の環境土木科2年生39人が15日、十勝川千代田新水路(町相川地区)の上流約1500メートル付近で台風10号の影響があった河川敷の環境調査を行った。市民団体の十勝川中流部市民協働会議(代表・柳川久帯広畜産大副学長)の12人とともに、災害復興の一歩となる活動に汗を流した。

 2012年から十勝川中流部の河川環境整備に取り組み、河川敷に在来種のオオヨモギとヤマハギの種を定期的にまいている。同会議の和田哲也事務局員によると、高さのあるヤナギの自生が制限され、洪水発生の抑制につながるという。

 今回は河川敷約10ヘクタールを調査、測量した。台風によって、種や成長した植物が流されたほか、流木や土砂が堆積し、三日月湖ができた箇所も。以前とは環境が大きく様変わりしたことを確認した。

 帯工高2年の重堂慶伍さんは「河川敷の広範囲に約2センチ幅で(石などの)れきが広がり、台風被害の大きさを感じた。復旧に向けて、できることで貢献したい」と話していた。今回の調査結果を基に、11月に在来種の種まきを行う予定。(松村智裕)

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