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十勝管内土木被害340億円超 相次ぐ台風で

 十勝管内では8月中旬からの一連の台風(7、11、9、10号)で、これまでに確認できている道管理の土木関連だけでも340億円を超える被害が出ているこが分かった。国や市町村管理分、農林漁業被害なども加えると被害額はさらに膨らむ模様だ。

 管内では台風10号による河川増水で、新得、清水、芽室などを中心に堤防や道路、橋梁(きょうりょう)の損壊が多数発生した。帯広建設管理部によると、これまでに確認できている被害は362カ所に及び、被害額は308億7900万円に達する。特に河岸浸食や堤防損壊など河川での被害が大きく、被害額は202億円に上る。

 管内では既に台風7号で14億800万円、同11号で21億8600万円の被害が発生しており、総額は344億7300万円に上る。今後、道が現地調査を行い国に災害復旧事業を申請する。同部によると、国の査定が入るのは10月末頃からになる見通しで、復旧工事が本格化するまでにはさらに時間を要する。

 管内では他に、市町村管理の道路や橋梁にも被害が出ている。また、これまでに8881ヘクタールの農地が冠水するなど農業被害も甚大だ。(丹羽恭太)

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