ジャガイモ鮮やか 薄紫の花満開
国内を代表するジャガイモ産地の十勝で、薄紫色や白色をしたジャガイモの花が満開になった。
4月から5月にかけて植え付けられたジャガイモは、この時期に開花期を迎える。幕別町昭和地区の畑でも10日ほど前から花が咲き始め、2、3日前に満開を迎えた。
ジャガイモの花は「メークイン」「男爵(だんしゃく)」が薄紫、ポテトチップスなど加工向けの「トヨシロ」は白色の花が咲く。ただ、「開花状況と地下のイモの生育に関連性はない」(十勝農業改良普及センター東部支所)。土の中のイモには葉でつくった養分が蓄えられるため、農家は豊作の秋に向けて好天を願っている。
(安田義教)