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十勝から3商品が受賞 「おもてなしセレクション」

認定証を手に笑顔を見せる十勝スロウフードの藤田社長

 【清水・中札内・池田】日本の優れた商品やサービスを発掘し、国内外に発信するプロジェクト「OMOTENASHI Selection(おもてなしセレクション)」(OMOTENASHI NIPPON実行委員会主催)で、十勝管内の3つの商品が「受賞」となった。

 選定されたのは十勝スロウフード(清水町御影499、藤田惠社長)の「牛とろフレーク」、岡本農園(中札内村興和東5線、榊孝弘代表)の「SWEET CORN SOUP(スイートコーンスープ)」、ご馳走家ゆたか(池田町大通1、鈴木賢司代表)の「和ちいず」の3点。

 このうち、「牛とろフレーク」は、無農薬栽培の牧草などを配合した飼料で育てた健康な牛のみを使用し、生ハム製法で作った非加熱食肉商品。口の中ですぐにとろけ、牛肉のうまみをたっぷりと味わうことができる。

 14年度には農林水産省主催の地域グルメ日本代表コンテスト「第2回地場もん国民大賞」で銀賞にも輝く全国ブランドの大ヒット商品。藤田社長は「心掛けているのはおいしい牛肉をきっちりとした商品に作り上げていくこと。十勝の食肉文化を高める一助となれば」と意欲を新たにする。

「ものづくりへの評価がうれしい」と語る榊代表

 「SWEET CORN SOUP」は、トウモロコシを農薬や科学肥料を使わずに栽培。甘みを最大限に生かすため、収穫した日に実を取り手作業で丁寧にこし、素材本来の味と滑らかな舌触りに仕上げた。

 パッケージは鮮やかな色彩が映える透明容器を採用するなど、細部にまでこだわった。榊代表は「食だけではなく、ものづくりという視点で評価されたことがうれしい」と喜んでいる。

「受賞は励み。販売に力を入れる」と語るゆたかの鈴木社長

 「和ちいず」は、池田町産の山ワサビを隠し味の十勝ワインと共にチーズに練り込んでいる。つんとした辛(から)みが特徴だ。ワイン城で購入したワインに合わせるチーズを意識し、スイーツ風のパッケージ、食べやすいキューブ型など随所に工夫を凝らした。

 2011年に販売を開始して以降、観光庁の「世界に通用する究極のお土産」(14年1月)、雑誌「料理王国百選」(13~16年)に選ばれるなど、高い評価を受けている。鈴木代表は「受賞は光栄で励みなる。外国人観光客の来店も増えており、販売により力を入れていきたい」と話している。(末次一郎、小寺泰介、大野篤志)

<OMOTENASHI Selection>
 「日本のおもてなしを世界のOMOTENASHIへ」を合言葉に、2015年度にスタート。2回目となる今年度は応募のあった274の商品・サービスを日本人と外国人の選定員によって90の「受賞」を選出。また、その中から総合的な評価の高かった23点を金賞、3点を特別賞とした。選定されると、広報から販路開拓まで支援される。


◆OMOTENASHI Selectionについて
OMOTENASHI Selection-ホームページ

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