双子でコラボアート展、幕別図書館で展示会
【幕別】町出身の双子の中村加美(ますみ)さん(35)=豊頃町在住=、木村如美(いくみ)さん(35)=音更町在住=の2人が、アクセサリー(ブローチ)と写真を組み合わせた立体的なコラボアートに挑戦している。22日まで、町図書館で初の展示会を開いている。
図書館での展示は、地域住民や幕別に関係する人の作品を展示する同館の「ふらっとあーと」事業の一環。豊頃町図書館に勤める双子の姉の中村さんが以前、幕別町図書館に勤めていた縁で今回の展示が実現した。
2人は1980年生まれの一卵性の双子。妹の木村さんは帯広市内のホテルでウエディングプランナーとして働く。
中村さんは以前から趣味でブローチなどを制作しており、数年前に木村さんの結婚式でヘッドドレスを作ったのを機に本格的な制作活動を始めた。木村さんは5年ほど前から、静物や猫などを主な被写体に写真撮影を趣味にしてきた。
2人の作品を組み合わせた活動を始めたのは、昨年12月から。展示会のテーマはバレンタインに合わせ「chocolate(チョコレート」。布地に印刷した木村さんの写真に中村さんのブローチを飾り付け、立体的に仕上げた作品などを展示している。木村さんの写真をプリントした服を着せ、中村さんが仕上げた人形もある。
2人は「初めて共同で作品を作ったが、好きな物が似ているので違和感はない。普通の写真とは違う立体的な表現ができれば」と話している。(眞尾敦)