マイナンバー交付会場設置 帯広市役所3階
社会保障と税の共通番号(マイナンバー)制度で、帯広市は市役所水道棟3階の会議室に「マイナンバー交付会場」を設け、来庁者に対応している。
先週までは市役所1階の戸籍住民課に専用窓口を設けて、市役所に返送された「通知カード」の受け取りや相談に応じてきた。今月末の「個人番号カード」の交付に向けて、広い会議室を確保した。交付手続きのために使うパソコン端末、記載台、待合を設けた。
通知カードの窓口には、不在などで自宅でカードを受け取れなかった市民が訪れている。20代の女性は「会社にマイナンバーを求められたので取りに来た」と話していた。
現在は仕切りで分けられた個人番号カード会場では、交付開始に備えて職員が準備を進めている。同課によると、19日までに市内の6566人から個人番号カードの申請があった。市は近く、カードが市役所に届いた順に申請者にはがきで案内を出す。交付開始は来週後半を予定している。
通知カードの受け取りと個人番号カードの交付が重なると会場が混雑するため、同課は「通知カードは早めに取りに来てほしい」と呼び掛けている。
(安田義教)