バルーンマンション設営始まる 陸別しばれフェス
【陸別】「第35回しばれフェスティバル」(2月6、7日・町ウエンベツイベント広場=実行委員会主催)のメーン行事「人間耐寒テスト」で、参加者が一夜を過ごす氷のかまくら(バルーンマンション)の製作が9日夜、厳寒の中で始まった。
この日、作業開始となった午後7時の会場の気温は氷点下13度。その後、同16度まで下がり、バルーンマンション造りにふさわしい冷え込みとなった。
実行委員や役場職員ら約30人が続々と集まり、送風機で膨らませた直径2・5メートルのテント地の球体風船12基を会場に設置。「パオパオ」と呼ばれる農業用被覆資材をかぶせ、接地部分に雪を覆って固定させた。この後、洗車用の高圧洗浄機5台でバルーンに霧状の水をかけると、次第に氷の層が出来上がり、かまくらの原型が整った。作業は午後11時ごろまで続いた。
バルーンマンションはイベント当日まで、夜間の作業で計100基を造る。2月6日夜の「人間耐寒テスト」には福岡や東京、大阪などの本州客を含め300人が参加する予定。
昨年は暖冬で製作に苦労したが、実行委は「初日としてはますまずの進捗(しんちょく)。冷え込みの状況を見ながら、当日までしっかり準備したい」(事務局)としている。(鈴木裕之)
◆第35回しばれフェスティバルについて
・人間耐寒テスト、スケジュール等-公式ホームページ
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