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威勢良く豆の席上商談会 帯広

新春恒例の席上商談会。右側の2人は、そろばんを持って商談をまとめる仲立ち人(金野和彦撮影)

 雑豆類の取引「席上商談会」が8日、帯広市内の北海道ホテルで開かれた。新春恒例の行事で、そろばんを持った仲立ち人が売り手と買い手の商談をまとめると、威勢の良い手締めの音が会場に響き渡った。

 十勝で雑豆を扱う26社でつくる「豆の国十勝協同組合」(理事長・梶原雅仁丸勝社長)の主催。取引は月1回、「十勝商和会」として行い、今回が通算460回目。毎年新年の初回は席上商談会の形式で開いている。

 この日は会員企業など46人が出席。出来高は小豆が前年同期比121トン減の170トン、価格は同4523万6000円減の4624万円だった。参加者は「在庫が多いため」とみている。金時と手亡の取引はなかった。

 梶原理事長は「相場の格言でえとの申(さる)年は『騒ぐ』と言われる。今年は小豆の作付けが減り、TPP(環太平洋連携協定)で農業政策が変わる。豆の世界も相場が上がる年として大いに騒ぎたい」と抱負を述べた。

 同組合は昨年8月、60周年を迎えたのを機に、北海道東部農産物移輸出協同組合から改称した。商談会に先立ち、梶原理事長の北海道経済産業局長賞受賞祝賀会と新年交礼会も開かれた。(関坂典生)

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