耕土興論「牧野伊三夫(画家) 焚き火」 2015/12/15 10:21 武蔵野に木枯らしが吹く頃、僕はいつも、なかなか思うように進まない絵の傍らで火鉢に手をかざし、ぼんやりと隣家の庭を眺めている。たわわに実をつけていた柿の木が、小さなへたを残して枝だけになると、ああ... ●この記事は会員限定です。勝毎電子版に登録すると続きをお読みいただけます。