帯広で初雪を観測 新得、ぬかびらは積雪
十勝地方は25日午後、強い冬型の気圧配置により帯広で初雪が観測された。平年より13日早く、昨年より9日早い。
帯広測候所で同日午後2時50分、初雪となるみぞれが確認された。同測候所によると、オホーツク海南部で発達中の低気圧により強い冬型の気圧配置となり、日本海側から雪雲が流れ込んだのが要因。機器による観測では26日午前10時までに上士幌町ぬかびら源泉郷で5センチ、新得で3センチの最大積雪を記録した。
新得町内では25日午前から時折雪が舞い、夕方には市街地でも辺り一面が真っ白な冬景色となった。積もった雪は26日朝も残り、道路はブラックアイスバーンで冬タイヤでなければ走行できない状態。今冬初の雪道にドライバーは速度を落として慎重な運転をしていた。中学生らは防寒着に身を包み、歩道に足跡を残しながら学校へと向かっていた。
風も強くなっており、最大瞬間風速は25日正午以降、豊頃町大津で21・3メートル、帯広で20・6メートル、鹿追で19・1メートルを記録した。風は日中いっぱい強い状態が続き、夜以降は弱まる見通し。(大谷健人、大野篤志)