千枚漬けなど名物ずらり 藤丸で「京の老舗まつり」開幕
京都の味覚が一堂に集まる「京の老舗まつり」が8日、藤丸(藤本長章社長)で始まった。台風に伴う悪天候にもかかわらず、開店直後から多くの来場者でにぎわった。13日まで。
今年で38回目の開催で48店が出店。会場には千枚漬けや京豆腐、湯葉、黒豆、七味、鴨肉の弁当など、京都の名物がずらりと並んだ。抹茶を使ったソフトクリームの店では若い客の姿も目立った。和紙や染め物など、伝統工芸品の展示販売ブースも設けられた。
帯広市内から訪れ、しば漬けや鯖寿司など約2万円分の商品を購入した園部智子さん(84)は「毎年本当に楽しみにしている。台風に負けずに買い物を楽しみたい」と満足顔だった。
午前10時から午後7時まで(最終日は同6時まで)。営業企画課催事係の中西一彰係長は「現地に行かなくても一日で京都南北の名物を楽しめるのでぜひ足を運んでほしい」と話している。
主催する京都府物産協会の田中稔章副会長と福嶌良典会計担当理事は7日、十勝毎日新聞社を訪れ、イベントをアピール。田中副会長は「48社が一堂に会した物産展。京の風情を感じていただければ」と話した。
(安倍諒、長田純一)