魅力・下「閉校でも地域愛は続く 北門小」 まちマイ上士幌編
地域とともに思い出づくり
北門小学校(清水弘校長、児童16人)は半年後の今年度末で閉校する。小規模校ならではの強い絆で結ばれる児童は、たくさんの思い出をつくろうと学校生活を送る。
士幌尋常小学校奥居辺特別教授場として1925年に開校し、児童数のピークは59年の128人。来年度、上士幌小に統合される。
児童会長の山本蓮君(6年)は、学年を超えた友情が一番の自慢。昼休みに児童が体育館に集まり、バスケットボールをして遊ぶ。「仲良しなところが好き」と胸を張る。
校舎は地域行事などの世代を超えた交流拠点で、地域をつなぐ役割も果たしてきた。石川璃空君(5年)は「将来、実家の酪農を継ぎ、地元で頑張る」と語るように児童の郷土愛も育む。兼子澪侍君(6年)は「残りの学校生活でたくさんの思い出をつくりたい」と話す。(林佑哉)
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