シカ肉のラグーソース開発 陸別町振興公社
【陸別】町振興公社(金子信行社長)は、町内で捕獲したエゾシカの粗びき肉を使ったラグーソースを開発した。道の駅オーロラタウンりくべつ93内の町物産館、商業活性化施設「コミュニティぷらざぷらっと」内のまちカフェ「morito(もりと)」で販売している他、同カフェではラグーソースパスタとして提供している。
シカ肉を使った商品化シリーズ。今回の商品で12品種目。シカ肉加工業者「北日本ドゥリームハント」(町上陸別)から原料を仕入れ、町農畜産物加工研修センターで粗びき加工した。
ラグーソースは肉や魚などの食材を細かく切り、煮込んで作るソース。代表的なソースはミートソース。「ラグー」はイタリア語で「煮込む」の意味。
陸別町で捕獲したエゾシカ肉を100%使用。トマトペーストやデミグラスソースなどで味を調合した。パスタはもちろん、グラタンや野菜いためなど、和洋中の多様な料理に使える。
160グラム入り、540円。レトルトパックになっており、湯せんや容器に移して電子レンジや鍋などで温めて食べる。年間2000個を製造する予定。
まちカフェでは4日以降、ランチタイムに「陸別鹿ラグーソースパスタ」として850円で提供、毎日数人がオーダーするなど反響も上々という。町振興公社では「くせがなく食べやすい味」とPR、「シカ肉製品の種類が増えてきたので、お歳暮時期に向けて、冬期間限定販売の『まちチョコ』を含めて、ギフトセットなども検討したい」と話している。(鈴木裕之)
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