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帯農高生2人全国へ 日本学校農業クラブ意見発表大会

最優秀賞を獲得し、全国大会へ意欲を見せる大平君と藤木さん(左から)

 【更別】日本学校農業クラブ北海道連盟の第35回全道意見発表大会(兼東北海道大会、20、21日・更別農業高校)で、帯広農業高校の大平昭織君(3年)と藤木志歩さん(同)がそれぞれ最優秀賞に選ばれ、全国大会(10月・群馬)の出場権を手にした。

 同大会は農業関連の学科で学ぶ高校生が、身近な問題や将来の課題について抱負や意見を発表し、問題解決能力を養う目的で毎年開かれている。今年は全道から17校45人が参加し、「食料・生産」「環境」「文化・生活」の各区分で意見を述べた。

 大平君は食料・生産の区分で、「五代目の覚悟」と題して語った。上士幌町の畑作農家の5代目で、子供の頃から家業を継ぐつもりだったという大平君。農業の魅力を教えてくれた父の義昭さん(享年45)を昨年7月にがんで亡くし、「父が言っていたことで改めて分かることもあり、継ぐ覚悟が固まった」という。

 発表では「父に教えてもらったことをいろいろな人に伝え、農業を好きになってもらいたい」という気持ちを伝えた。「本番で少しかんでしまったので、全国大会では完璧を目指す」と意欲を見せる。

 藤木さんは文化・生活の区分で、「村ぐるみで取り組む6次産業化~循環する酪農業で過疎から救え」をテーマに発表した。長野県栄村の出身で、幼い頃から知人の酪農家宅で遊ぶうちに牛が好きになり、帯広農業高校に進学。「将来は栄村で酪農家になり、酪農を中心に産業を興し、村おこしにつなげる」という夢を語った。

 「練習では緊張したけれど、本番はアドレナリンが出て楽しく発表できた。全国では最優秀を目指す」と健闘を誓っている。(丹羽恭太)

 その他の入賞者は次の通り。(関係分、敬称略)

◇東北海道大会
▽優秀賞=佐藤協伍(帯広農業1年)阿部綾香(同3年)

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