スルメイカ2000箱水揚げ 広尾
【広尾】広尾町の十勝港で31日、スルメイカが約2000箱水揚げされた。まとまった水揚げは例年より早く、今後十勝の沖で本格化するイカ漁に期待を膨らませている。
今年のイカ漁は7月下旬から釧路で始まった。移動するイカを追って道南や青森県の漁船が徐々に十勝にも訪れ、例年盆明けに水揚げが増える。
31日は漁船15隻が入港し、午前5時半ごろから水揚げを始めた。市場にはイカが詰められた発泡スチロールや木製の箱がずらりと並び、1330~1530円で取引された。
漁業関係者は「7月の入港は大抵2、3隻。この量の水揚げはいつもより早い。漁場がどんどん十勝側に移ってきてくれれば」と期待していた。(伊藤亮太)