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伝統レースにファン沸く 鹿追競ばん馬大会

白熱したレースを繰り広げた

 【鹿追】鹿追・ストニィプレイン姉妹提携締結30周年記念第54回町競ばん馬競技大会(町競馬会主催)が19日、町ライディングパーク(瓜幕西3)で行われた。伝統ある同大会を継承して2年目の開催で、大型馬や競走馬、ポニーなど約90頭が繰り広げるレースにファンも大喜びだった。

 開会式で西科隆会長が「時代とともに馬の果たす使命も変化し、同様の大会がわずかとなったが、貴重な存在として継続していきたい」とあいさつ。吉田弘志町長ほか来賓が祝辞を述べた。

 全27レースが行われ、道内各地や遠くは青森八戸市から参加した大型馬、ポニーによるばん馬競争や軽種馬による2輪車の籠を引く「繋駕(けいが)」競走が行われ、会場に詰めかけた多くのファンは馬と騎手に大きな拍手と声援を送った。本別町から訪れた観客は「地元もポニー大会はあるが、鹿追の会場(規模)やプログラムの多さに感心した」と楽しんでいた。

 最終レースのばん馬重賞決勝は農林水産大臣賞典として行われ、大型馬5頭が800キロの重量をけん引。手に汗握る熱戦に会場は歓声に包まれた。「アーモンド ヤマト」根室市下内畜産(下内季勝さん)が制した。

 アトラクションではよさこい演舞や麦かんロール転がし競争が行われた。(大井基寛通信員)

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