上士幌のアンテナショップ、札幌に開店
【札幌】上士幌町初のアンテナショップ「haru(ハル)」が、札幌市中央区南5西9にオープンした。繁華街・すすきのから徒歩圏内と宿泊施設のゲストハウス併設の立地条件を生かし、地元食材を使ったメニューや物産販売を通じて、道央圏に上士幌の情報を発信する。ふるさと納税と併せて町のPRや交流人口拡大の柱にしたい考えだ。
移住定住促進事業を行うNPO法人の上士幌コンシェルジュ(田西長徳理事長)が、人的交流の拠点にと17日に開設した。札幌市内で飲食店4店舗を営むフードフロンティア(本社札幌、山田貴志社長)が日中はカフェ、夜は酒や簡単なつまみなどを出すバルとして開く。
壁面にニペソツ山、床面に糠平湖のシルエットを配するなど町のイメージを感じられる内装にした。上士幌ナイタイ和牛のハンバーグや豆入りキーマカレーなどの他、山菜など季節の食材を使ったメニューを提供する。観光案内に応じ、はちみつ、ミルクジャムなど町の物産も扱う。
同日、町、町議会、町商工会関係者約30人が集まり、開店を祝った。田西理事長は「上士幌の豊富な自然、食を生かした交流拠点に育てイベントも企画したい」とあいさつ。来賓の竹中貢町長が「得た情報を町の政策に反映させたい」とあいさつした。
営業時間は午前11時~翌午前0時。不定休。問い合わせは011・211・1812へ。
(原山知寿子)