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PG国際連盟設立へ韓国側と準備委発足 幕別

国際組織の設立に向け、改めて取り組みを進めていくことを確認した両国の関係者。前列右から李会長、三井会長

 幕別発祥のパークゴルフ(PG)の国際組織設立に向け、公益社団法人日本PG協会(本部幕別、三井巖会長)と韓国の国民生活体育会全国PG連合会(李金龍会長)による「国際パークゴルフ連盟」設立準備委員会が発足し、27日午後、帯広市内のとかちプラザで第1回の会合を開いた。日本側は原案で、総本部を幕別町に置き、日本協会が制定したルールや用具基準を国際基準とすることなどを示した。

 国際組織の設立は、PGの世界的普及に伴い、ルールや用具・コースの認定基準作りを進めることなどが狙い。来年6月の調印を目指している。

 この日は韓国側から李会長ら5人が来勝し、日本側からは三井会長や菅田至副会長(札幌)ら8人が出席した。席上、日本側が示した原案では、総本部の場所や国際基準の他、国際連盟として公認コースの認定業務を主導していくなどの内容が示された。また、加盟国は協会組織などがある中国やアメリカなど7カ国を想定し、順次広げたいとした。

 韓国側は細部について質問。最終的には国内に持ち返って議論し、6月に予定する第2回会合までに修正点などをまとめる考え。李会長は「PGの活動を通じて、両国の交流の絆を強めたい」、三井会長は「PGの国際的発展への第一歩。しっかりと進めたい」と話した。最後の第3回は来年3月に予定している。
 

 PGは1983年に幕別で誕生。以来、コミュニティスポーツとして広がりを見せ、愛好者は124万人ともされる。韓国ではPGが盛んで5万人の愛好者がおり、国際組織の設立に向け、昨年8月に覚書協定を結んだ。(佐藤いづみ)

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