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チョウザメ 研究会で稚魚購入 共同養殖へ 鹿追

水槽に放たれたチョウザメの稚魚

 【鹿追】町が環境保全センターバイオガスプラント(中鹿追)の余剰熱を利用して実施しているチョウザメ養殖事業で、町チョウザメ研究会(会長・三井福成町商工会会長、会員35人)は稚魚50匹を独自購入し、26日から同施設での共同飼育を始めた。

 研究会は、2013年7月に町民有志によって設立された。これまでにチョウザメのふ化・飼育技術者を招いた勉強会を開催したのをはじめ、養殖事業先進地の兵庫県香美町視察、料理試食会などを行っている。

 試食会で使うチョウザメは町から購入しているが、研究会事務局の林正信町商工会事務局長は「今後、特産品の開発に向けた加工研究などを行うには自前のチョウザメを確保した方がよい」と導入に踏み切った。

 町と同じ茨城県の業者から、昨年5月に生まれた体長約20センチ、重量約30グラムの0歳魚50匹を購入。経費は約7万5000円。この日ポリ袋に入った状態で届いたチョウザメは、同施設研究棟の水槽の水温に1時間ほど慣れさせてから水槽内に放たれると、元気に泳ぎ回っていた。

 林事務局長は「これから会員を増やし、チョウザメの数も増やしていきたい」と話していた。

 現在、同施設で町と町商工会の職員2人が養殖業務に当たっており、飼育するチョウザメは約360匹。3キロほどに成長した4歳の雄が今年から食用に活用されている。(大野篤志)


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