巨大紙相撲楽しむ 豊頃
【豊頃】「巨大紙ずもう大会」(町青少年育成連絡協議会、豊頃小学校PTA研修部共催)が12日、町える夢館で開かれた。参加者たちは、段ボールなどでデザインの凝った大きい力士を手作りし、土俵では熱戦が繰り広げられた。
町内の子供会活動を活性化して子供たちに友人と一緒に遊ぶ楽しさを感じてもらおうと昨年初開催し、今回2回目。児童(22人)とその保護者ら計42人が参加し、9チームで行った。
開会式では同協議会の小笠原茂人会長が「時間内に一人ひとりが自由な発想で楽しい関取を作って」とあいさつ。菅原裕一教育長は「楽しい1日にしてもらえれば」と励ました。
参加者は協力し合いながらカッターで段ボールを切り、人気お笑い芸人やアニメキャラなどを模した力士を作製。制限時間内に身長180センチのカラフルでユニークな9体が完成した。
取り組みでは、低学年チームが高学年チームを破る“番狂わせ”も。4年生同士の対決となった東横綱「ベイ山ックス」と西横綱「グンマ山」による優勝決定戦は、大接戦の末「ベイ山ックス」が粘り勝ち。
「ベイ山ックス」の納日和さん、坂東千咲さん(ともに豊頃小4年)は「勝ってうれしかった。作るのも楽しかった」と声をそろえ、敗れた「グンマ山」の袴田健心君と長瀬歩太君(同)も悔しそうな表情ながら「楽しかった」と話した。
豊頃小PTA研修部の松本和明部長は「かわいい紙ずもうを見せてもらえて、勝敗に関係なく楽しい1日だった」と話していた。
デザイン賞は、低学年の「リラックマン」と高学年の「コロ助ナリ」が受賞した。(広橋基嗣通信員)