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クイズ番組で帯広発信、アジアの北海道ファン集結

「北海道ドリームゲームショー」の実施と放映を発表する小磯実行委員長(右から2人目)

 道や帯広市などでつくる「北海道・アジア交流促進事業実行委」は16~23日に、アジア各地の「北海道ファン」が道内各地でご当地クイズに挑戦する「北海道ドリームゲームショー」を開催する。18日には10人の挑戦者たちが十勝を訪れ、帯広競馬場で問題に挑む。様子を収めた番組は来年に世界10カ国・地域で放映される予定で、現地発の新鮮な情報・魅力発信によりアジア圏との交流や来道促進が期待されている。

 関係自治体などで組織する同実行委(委員長・小磯修二北大公共政策大学院特任教授)が、アジアから道内を旅行する交流人口の増加や、ビジネス促進を狙って初企画した。かつて人気を呼んだテレビ番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」をイメージしたクイズ・旅番組を目指している。

 すでに9~10月にインドネシア・ベトナム・シンガポール・タイ・台湾の5カ国・地域で予選を開催。20歳以上の日本語のできる男女が条件で、日系企業の現地社員や日本語専攻の学生などから広く募集した。

 予選には約350人が参加し、日本語での問題やパフォーマンスで日本通をアピールし、5組10人が道内での決勝進出を決めた。優勝ペアには賞金100万円と北海道との往復航空券、札幌の専門学校での日本語留学授業料1年間分(100万円相当)が贈られる。

 10人は16日に函館を出発し、留寿都、帯広、釧路、網走、旭川、札幌の道内7カ所で地域住民と交流し、クイズを通して“北海道愛ナンバー1”を競う。十勝では18日に帯広と音更町の十勝川温泉を訪れ、帯広競馬場などでクイズに挑む。

 決戦の模様は来年2~3月にHTB(北海道テレビ)の番組「LOVE HOKKAIDO」で放送され、参加5カ国・地域の他、中国、カンボジア、ペルー、米国ハワイでも放映される。HTB編成局プロデュース部の佐藤浩章部長は「道民も知らないアジアの『北海道大好き』な人たちの素顔を伝えたい」とコメントしている。来年以降も、季節を変えて開催・放送する計画を持っている。

 実行委に参加する帯広市は「東南アジアからの訪日観光客は急増している。雪がない地域で、北海道には憧れやブランドを感じている。各国で放送されるので、魅力を発信し、十勝・帯広を訪れてもらえるよう期待したい」(観光課)としてる。(原山知寿子、池谷智仁)

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