メロディーラインにカフェ 25、26日に商工会企画 音更
【音更】農村風景や河岸段丘特有の景観の中を通る音更3号線道路「音更メロディーライン」を知ってもらおうと、町商工会(吉本隆嗣会長)は25、26の両日、沿線上の昭和小学校(東和東1線19)近くの農家敷地内にカフェを設営、景観を望みながら飲食を楽しむイベントを展開する。「メロディーラインカフェ」と題し、河岸段丘から望む魅力的な景観を広くPRする。
同道路は、道東道音更帯広インターチェンジから本町、東和両地区を抜けて十勝川温泉地区につながる約18キロのルート。うち約7キロは、河岸段丘特有の高低差がある直線道路が通り、日高山脈の遠景を望むことができる。
景観や食など町の魅力を再発見してブランド化を図る「音更ブランド研究会」(山本英明会長、事務局・町商工会)が、観光振興策の一環で街道化を目指しており、昨年12月に全国公募の中から名称を決定。今回のようなイベントを通じたPRは初めての取り組み。
両日は、同校近くの三浦農場(町東和東1線18、三浦尚史さん経営)敷地内の一角を会場とし、テーブルセットやテントなどを設ける。移動式石窯で焼くピザ(各日限定50食)や、町内産ナタネ油で揚げたフライドポテトなどを無料で提供する。ピザは町内産野菜などを自由にトッピングできる。
体験イベントとして、大豆収穫やトラクター試乗、畑の中で行うクイズの他、子供向けには、カボチャを切り抜いて作るハロウィーン用の「ジャック・オ・ランタン作製体験」(各日限定20人)もある。両日とも、開場は午前11時~午後3時(雨天決行)。
また、今回イベントに連動し、同商工会は両日、沿線上にある音更、昭和両小学校の親子5組を対象に、電動アシスト自転車で同道路を走るモニターツアーも実施。参加親子にもカフェを楽しんでもらう企画も連動させる。
16日午後には、同研究会メンバーや町関係者らを招いたプレイベントも行う予定。同商工会は「多くの人が景観の魅力を知るきっかけになれば」と期待している。問い合わせは、町商工会(0155・42・2246)へ。
(杉原尚勝)