とかち小麦ヌーヴォー解禁、新小麦のパンで乾杯
収穫直後の小麦で全国のパン店がパンを作る取り組み「とかち小麦ヌーヴォー」の解禁日の23日、帯広競馬場内とかちむらで、一斉発売を祝う初のイベント「解禁祭り in TOKACHI」が開かれた。午前11時から十勝産新小麦を使った記念のパンを来場者に切り分けて配布。解禁時間の正午には、消費者とパン店、生産者が、旬のパンを手に“乾杯”し、収穫の喜びを分かち合った。
とかち小麦ヌーヴォーは「新小麦」という新たな小麦の楽しみ方を提唱し、全国200店以上のパン店が参加。一斉解禁日を23日とした。主催は生産者、パン店、農産物卸のアグリシステム(芽室町)で作る小麦ヌーヴォー委員会(委員長・伊藤英拓アグリシステム専務)。
十勝の解禁では、はるこまベーカリー(帯広市)製の1・2メートルの特大ヌーヴォーパンを来場者先着240人に振る舞った。土蔵農場(本別町)の土蔵信代表の掛け声でカウントダウンをし、最後は、参加者が秋晴れの空にパンを掲げ、「十勝小麦ヌーヴォー乾杯!」の声高らかに、新小麦の香り高いパンを味わった。
家族で参加した帯広市の池田真澄さん(35)は、「いつもはジャムをつけないと食べない2歳の娘がおいしそうに食べている」と驚いた様子。伊藤委員長は、「生産者と消費者の顔が見えることで、信頼ある関係が築けるとうれしい」と話していた。
この他、会場ではパンの販売やトークショーなどが行われた。(山岡瑠美子)
◆とかち小麦ヌーヴォーについて
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・「とかち小麦ヌーヴォー2014」のご紹介-アグリシステム株式会社
・「とかち小麦ヌーヴォー2014」のお知らせ(1)-アグリシステム株式会社
・「とかち小麦ヌーヴォー2014」のお知らせ(2)-アグリシステム株式会社