ダンプレ、1年生デビュー 池田高校吹奏楽部
【池田・芽室】池田高校吹奏楽部(原田恵実主将)の「ダンプレ(ダンス&プレー)」が、入部したばかりの1年生12人を加え、新たな“デビュー”を飾った。部員数は2、3年生と合わせて18人となり、20日に「ふるさと交流センターやまなみ」(芽室町上美生)で初公演、今年も積極的に町内外のステージに立ち、池高のダンプレに新たな歴史を刻む。
この春加入した1年生の出身中学校は地元の池田中は3人だけで、他の9人は帯広、幕別、音更、豊頃、陸別の各中学校の卒業生。女子が11人を占め、8人が中学時代に吹奏楽部で演奏活動をしていた。
昨年の1年生の入部は6人で、今年は2倍に達する“当たり年”となった。原田主将は「1年生の入部目標は10人としていた。予想以上の入部があった」と喜ぶ。監督の本田健一教諭も「毎年10人程度が安定的に入部してくれれば」と期待する。
この日は、上美生の住民らでつくる実行委員会が主催する「やまなみスプリングコンサート」に出演し、オープニングとエンディングを含めて「ラブマシーン」「ダイナマイト」など4曲を披露した。
1年生は15日から練習に入り、本番まで限られた日数しかなかった。しかし、ダンスのステップや演奏など大きなミスはなく、無事に公演を終えて上々の滑り出しとなった。
1年生の岸田寧々さん(池田中卒)は「緊張したが、ダンプレは楽しい」、黒田楓さん(帯広西陵中卒)も「踊りながらの演奏は難しいが、楽しめた」とほっとした様子で話した。(平野明)