16街路灯 破損相次ぐ 音更 帯広署に被害届
【音更】町内の木野、本町両地区で2月以降、街路灯のガラスカバーや電球が壊される被害が相次いでいる。18日までに確認された破損は14カ所で計16灯。町は既に帯広署に被害届を提出しており、同署は器物損壊事件とみて捜査している。
町によると、最初に被害が確認されたのは2月20日。木野地区にある2灯付きの街路灯(高さ8メートルと6メートル)で、ガラス製のカバー(直径30~40センチ)が2灯とも壊れていた。
その後、同地区の他の街路灯や、本町地区でも町総合体育館(サンドームおとふけ)の周辺などで同様に街路灯カバーの他、電球も壊される被害が相次いで見つかった。
町は同月下旬、最初の被害などを帯広署に届け、その後、被害を確認し次第、順次同署に届け出ている。同署は町内でチラシを配布するなどし、目撃情報などを募っている。
町内では昨年も防犯灯が壊される被害が確認されているが数件で、今回は「異例の多さ」(町環境生活課)。町は破損したガラスなどを取り除き、修理に向けて見積もりを依頼している。中にはオーダーメードのガラスカバーもあり、工事費込みで1灯当たり二十数万円掛かるため、修理費全体では200万円以上となる可能性もある。
町は「街路灯はいずれも高い場所にあるので、事故や過失で破損したとは考えられない。悪質ないたずらなら絶対にやめてほしい」(同課)としている。
街路灯の被害に関する情報提供などは同課(0155・42・2111)、または帯広署(0155・25・0110)へ。(井上朋一、杉原尚勝)