半年で5000万円突破 「銀の匙」関連グッズ
帯広観光コンベンション協会(大友俊雄会長)が仲介し、地元企業が関連商品作りを進めるテレビアニメ「銀の匙(さじ)Silver Spoon」の商品製造申請額が2月末で5000万円に達した。昨年8月に商品開発説明会を開催して以来、約半年での大台到達となった。実写版映画は7日に公開されるため、「銀の匙」の商品開発は今後も続きそうだ。
帯広観光コンベンション協会は昨年8月、アニメの企画製作などを手掛け、商品化に関する権利を持つアニプレックス(東京)と提携。同協会が窓口になり、地元企業による商品作りをとりまとめている。
2月末時点で20商品が申請され、そのうち12商品がすでに製品化。JR帯広駅エスタ東館2階の「とかち物産センター」やとかちむら(帯広市西13南8)の産直市場などで販売している。残りの8商品も春休みからゴールデンウイークにかけて、順次販売を予定している。これまでうちわ3000本や豚丼のタレ1000本、カレンダー500冊など各商品とも順調な売れ行きを見せ、管内在住者のほか観光客や出張帰りの会社員が購入するケースも多いという。
帯広観光コンベンション協会の櫻井政宏事務局長は「一過性のもので終わらせるのではなく、観光ツールの一つとして長い間愛される商品作りを続けていければ」と話している。(土屋航)