全天舞う神秘の光 陸別・銀河の森天文台オーロラウイーク
【陸別】りくべつ宇宙地球科学館・銀河の森天文台(上出洋介館長)で30日、「オーロラウイーク2014」が始まった。カナダ・ノースウエスト準州イエローナイフに出現するオーロラを、インターネット経由でプラネタリウムに投影する。29日に報道関係者に公開され、緑や白のオーロラが断続的に発生する様子が映し出された。
同イベントはオーロラの予報と実況、解説を取り入れた世界初の取り組みで、昨年に続き2回目。オーロラのフルカラー高密度映像をカナダ宇宙庁、カルガリー大学などの高感度カメラで撮影。数秒に1回、インターネットで送られ、同天文台がリアルタイムで受けてプラネタリウムの全天周面に投影する。
29日は午後3時から公開され、小規模ながらリアルタイムでオーロラの発生が見られた他、1時間前に撮影された大規模なオーロラの様子が映し出された。上出館長は「太陽活動が依然活発で、週末は発生条件も良い。天気が良ければ、ほぼ毎日、オーロラが見られる」と期待している。
2月9日まで。中継は午後2時~同8時。投影は随時。入館料は昼間で大人300円など。問い合わせは同天文台(0156・27・8100)へ。(菊池宗矩)