雪煙くぐり抜け ぬかびらスキー場 合宿向けオープン
【上士幌】ぬかびら源泉郷スキー場で7日午前、十勝管内のトップを切って合宿向けコースがオープンした。全国各地から訪れたスキーヤーたちは、早速リフトで山頂に上がり、人工降雪機で舞い散る雪煙をくぐり抜けるようにゲレンデを滑降し、久しぶりの雪の感触を確かめていた。
同日は、二十四節気で雪が激しく降り始める頃とされる「大雪(たいせつ)」だったが、同スキー場では例年に比べて降雪量は少なく、昨年に比べても6日遅いオープン。人工降雪機6台をフル稼働させてのスキーシーズン幕開けとなった。
この日は岩手県や愛知県の他、道内からは北見市や十勝管内の少年団から大学生まで5団体約60人の選手・コーチが来場。午前9時にリフトが始動すると早速乗り込み、きれいに整備されたゲレンデに次々とシュプールを描いた。
北見市留辺蘂町から訪れた中学2年生の高田智哉君(14)は「人工雪なので硬めで滑りやすかった」とし、同スキー場運営会社の市田雅之社長は「このゲレンデから世界で通用するアルペン選手が育ってほしい」と話していた。一般向けオープンは21日に予定している。(井上朋一)