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白や薄紫…色づく十勝 ジャガイモの花咲き誇る

畑一面に咲く薄紫色のメークインの花(8日、市内大正地区)

 国内を代表するジャガイモ産地の十勝。今年は6月下旬から花が咲き始め、7月に入ると士幌や音更、中札内、広尾など多くの地域で白や薄紫色の花が畑一面に広がった。

 ジャガイモの花の色は、ポテトチップなど加工用の「トヨシロ」や「きたひめ」、生食用で煮込み料理に向いた「さやか」などが白。フレンチフライに向いた「ホッカイコガネ」は淡い紫で、「男爵」は淡い赤紫、「キタアカリ」は赤紫色をつける。

 メークイン産地の帯広市大正地区では8日、紫色の花があちらこちらの畑で咲き誇っていた。10・5ヘクタールで栽培する井上慎也さん(48)は「今年は初期生育があまり良くなく心配したが、ここ数日の雨で立派に育っている。おいしいメークインを届けられるよう頑張る」と話している。

 収穫は8月下旬から9月上旬に始める予定だという。(佐藤匡聡)

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