ロープで木登り、親子で木と遊ぶ 麦音でもくフェスとかち
森林や木材の活用を通して豊かな心を育む「木育(もくいく)」のイベント「#もくフェスとかち」が14日、帯広市内の満寿屋商店麦音で開かれた。多くの親子連れが会場を訪れ、にぎわいを見せた。
十勝木育マイスターの会などでつくる実行委員会(中野正睦委員長)、満寿屋商店、十勝総合振興局の共催。今年度の「十勝圏域木育フェスタ」の一環で初めて開催した。
同店の野外に14の体験コーナーが設けられ、来場者は木で箸やバターナイフ、パン皿などを作るものづくり体験や、まき割り、同店周辺の木々に親しむ「はじめての森さんぽ」、ロープを使った木登り「ツリーイング」体験も行われた。
「ツリーイング」では、最初に帯広の森・はぐくーむなどのスタッフが子どもたちにロープの操作方法や結び方を説明。ヘルメットを装着し、安全に考慮しながら高さ約12~13メートルの木に登った。
家族や友達と会場を訪れた帯広市の宮形あかりさん(9)は、ツリーイングで頂上付近のハンモックまで到達。「ハンモックに入れて良かった。鳥みたいな気分になれた」と笑顔を見せた。宮形さんと一緒に体験した友人の三守彩葉さん(9)は、「足でロープをぐっと押すと体が持ち上がるのが楽しかった」と話していた。(菊地青葉)