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「とかち太郎」も次々 川西長いも収穫開始

土の中から次々と掘り出されるナガイモ(1日午前10時55分ごろ、後藤貴子撮影)

 十勝管内9JAで生産する「十勝川西長いも」の収穫が1日、始まった。2019年産は264戸、550ヘクタールで栽培。新品種「とかち太郎」の作付けが始まったこともあり、収量は前年比の1割増を見込んでいる。

 帯広市八千代町の農業生産法人テクノ・ファームでは午前5時半ごろから作業を開始。重機で掘った溝に入り、社員ら6人が約3・8ヘクタールで作付けされたナガイモを次々と掘り出した。堀徹取締役(44)は「今年は低温による生育遅れの心配もあったが、品質や味は問題なく良いものができている。新品種『とかち太郎』が作付けされていることもあり、ずんぐりとしていて太い印象」と話した。

 ナガイモは秋掘りと来年の春掘りで半分ずつ掘り出す予定。5割ほどが「とかち太郎」に切り替わっており、JA帯広かわにし管内では10アール当たり収量を1割増の3864キロと見込む。

 秋の収穫作業は今月20日すぎまでを予定。ナガイモは日本全国のほかアメリカ、台湾、シンガポールに輸出される。(中島佑斗)

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