十勝に おかえり 帰省ラッシュ
年末年始を故郷で過ごす人たちの帰省ラッシュが29日、本格的に始まった。JR帯広駅でも、札幌から帯広に到着する特急列車で帰省した乗客の姿が見られ、出迎えた家族らと久々の再会を喜んだ。
JR帯広駅には同日午前、札幌-帯広間の特急列車3本が到着。午前10時40分ごろ帯広に着いた「スーパーとかち1号」では、帯広市内の室谷諭さん(76)、奈美子さん(72)夫妻が孫の千葉慶悟君(12)=帯広北栄小6年=とともに、札幌に住む孫の室谷桜汰さん(13)、春翔君(11)、日向子さん(9)の3人を出迎えた。
子どもたちだけで列車に乗って帯広に来たのは初めてといい、室谷さんは「孫が全員集まれるのは1年のうち、お盆と正月くらい。お正月は家でゆっくりしたい」と笑顔。日向子さんは「みんなで百人一首をしたい」と話していた。
JR北海道によると、札幌から帯広に向かう特急列車は31日まで、午前の便を中心に混み合う。
帯広に向かう航空便、都市間高速バスも同様に31日まで帰省客で混み合っており、Uターンラッシュは1月2~4日ごろの見込み。
ネクスコ東日本道支社によると、年末年始期間のピークは1月2、3日。道東道で最大5キロの渋滞を見込んでいる。(中島佑斗)