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浦幌町議会が最優秀賞マニフェスト大賞 成果部門

最優秀賞を受けた田村議長(中央)と森副議長(右)、河内委員長(左)

議員なり手不足検証、独自提言
 【浦幌】地方自治体の首長や議会、市民運動グループの活動などを表彰する第12回マニフェスト大賞(実行委員会主催)で、浦幌町議会(田村寛邦議長)が、成果部門の最優秀成果賞に選ばれた。議会独自のなり手不足検証や議員報酬の浦幌方式の提言などが評価された。十勝管内で最優秀賞を受賞したのは2014年の芽室町議会以来2回目。

 成果部門は議会改革の内容、住民を巻き込む手法などが審査対象。部門別の応募者数は非公表で、7部門全体では2597件の応募があった。成果部門では浦幌を含む7件が優秀賞に選ばれ、東京都内でのプレゼンテーションを経て2日、最優秀賞が決まった。7部門中で最も優れているマニフェスト大賞グランプリは逃したが、道内唯一の最優秀賞。浦幌は一昨年にも同部門で議会基本条例の制定などで優秀賞に選ばれた。

 浦幌町議会は、全国の町村議会の課題となっている議員のなり手不足を検証し、なり手不足解消に向けサラリーマンが議員活動をしやすくする「議会議員チャレンジ奨励金」などを設けるよう国に意見書を提出した他、田村議長らが上京して要望書を関係省庁の幹部らに手渡した。

 議員報酬の引き上げ議論では、活動日数などから独自に算出した「浦幌方式」を提言。同実行委によると、報酬提言が十勝町村議会議長会や、道町村議会議長会にも波及して国に要望書を提出した動きにつながったことを評価した。

 授賞式には田村議長、森秀幸副議長、河内富喜議会運営委員長が出席。田村議長は「議会や事務局が一体となって積み重ねてきた成果で、町民や理事者の協力があっての受賞。議員のなり手問題で町民にも関心を持ってもらえる」と話している。(関坂典生)

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