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遺体は不明の2人 椿さん長山さんの捜索続く 清水

 【大樹・新得・清水】台風10号による大雨災害で、大樹と新得の川から2日朝に発見された2遺体は、両町で行方不明になっていた男性2人と判明した。今回の台風災害で十勝管内で犠牲者が確認されたのは初めて。3日現在、管内の死者・行方不明者は計4人に上り、新得署などが残る行方不明者2人の捜索に全力を挙げている。

 広尾署によると、大樹町のヌビナイ橋から下流300メートルの川の中州から遺体で見つかったのは、音更町共栄台東、会社員鈴木洋平さん(28)。新得署によると、新得町下佐幌西4線の佐幌川・真心橋の上流500メートルの右岸で発見されたのは、新得町西2北3、無職小笹義夫さん(73)。

 各地の川が増水した31日未明、2人はそれぞれ崩壊した橋のたもとから車ごと川に転落、行方が分からなくなっていた。広尾、新得両署が同日夕、それぞれ遺体の身元を特定した。

 一方、清水では、8月31日未明に町清水の国道38号・清見橋の崩壊したたもとから車ごと川に転落した町南4条の無職椿勝彦さん(75)と、町旭山地区の久山川沿いに立っていたログハウスごと川に流された町旭山、無職長山誠教さん(63)の2人の行方が分かっていない。

 新得署などは3日も午前8時15分から、椿さんが所有する黒のワンボックスカーが見つかったペケレベツ川下流と佐幌川で、長山さんが流されたとみられる旭山地区では同9時45分から、陸上自衛隊も加わり80人体制で久山川下流を中心に捜索を続けている。正午現在、新たな手掛かりは見つかっていない。


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