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畑に整列、青々ビート 移植スタート

ビートの主産地の十勝で始まった苗の移植作業(21日午前10時ごろ、芽室町北芽室。金野和彦撮影)

 【芽室】砂糖の原料になるビートの移植作業が、管内の農家で始まっている。ビニールハウスで育った青々とした苗が、機械で畑に整然と植えられている。

 芽室町北芽室の農業坂東隆幸さん(57)は、前年と同規模の約8ヘクタールで作付けを予定。21日に作業を本格的に始め、トラクターで移植機を引いて苗を4列ずつ畑に植えていった。

 今春は雪解けは早かったものの、低温や風の影響で地温の上がり方が鈍かった。毎年4月20日前後に移植を始める坂東さんは「畑の水分など条件が整ってきた。週末に雨の予報があるので、それまでにできるだけ植えたい」と話していた。

 管内はビートの主産地で、作付面積は道内の44%を占める。国の交付金制度の変更などで作付け意欲は戻りつつある。昨年は2万5732ヘクタールで、11年ぶりに前年実績を上回った。日本甜菜製糖によると、作業は今月下旬をピークに5月上旬まで続く。(安田義教)

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