大樹の航空公園 来月実験は前年並み3件
【大樹】町多目的航空公園(町美成)で2月、飛行実験など3件が予定されている。冬場は気温や除雪の面から同公園の使用が敬遠されがちだが、前年並みの実験が入っていることに町関係者は胸をなで下ろしている。
実験を実施するのは独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、大阪府立大学、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)の3機関。
JAXAは30日から2月6日まで、電動VTOL(垂直離着陸)機の遷移飛行実験。NICTは2月1〜2日、航空機搭載高分解能映像レーダーの地上較正実験。同大学は同9〜11日、小型固定翼機の飛行実験を行う。3月にも同公園で1件の実験が行われる予定だが、現在調整中だ。
2009年1〜3月の同公園での実験は5件。町は「今年もまずまずの実験数。寒冷地でできる実験もあるので、多く利用してもらえれば」(町企画課)としている。
(佐藤圭史)