13日カムイ打ち上げ実験 HASTIC
13日カムイ打ち上げ実験HASTIC
【大樹】NPO法人北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC、札幌)は13日、道産ハイブリッドロケット「CAMUI(カムイ)」の打ち上げ実験を町多目的航空公園付近の原野で行う。今回は機体の信頼性を向上させるための、飛行データ取得と2段階減速技術試験を主な目的とする。
カムイは火薬を使わず、ポリエチレンと液体酸素を推進剤とするため、安価で製作でき、再利用も可能。大樹では2002年から打ち上げ実験を続けている。
当日はロケット3基を打ち上げる。最大で全長3・9メートル、重量34キロの機体を高度1000メートルまで飛ばし、飛行データを取得するほか、一部の機体ではより安全に降下できる2段階減速技術を試す。HASTICの伊藤献一理事長は「今後、さまざまな実験に対応できるよう機体を改良し、効果を試していきたい」と話している。
一般見学も可。希望者は当日午前4時〜同4時50分の間に町多目的航空公園で受け付ける。(佐藤圭史)