アスパラソフト販売 清水産業クラスター研究会
【清水】清水産業クラスター研究会(紺野宏会長、会員12社)は、町特産アスパラガスの「擬葉(ぎよう)」を活用したソフトクリームの販売を始めた。あすなろファーミング(町第4線65)で扱っている他、ハーモニープラザ1階の十勝清水情報ステーションなど町内4カ所では、同ソフトクリームを冷凍販売している。
擬葉は食用アスパラガス(若茎)の収穫後に、茎が成長して葉のように茂った部分。倒伏防止用に刈り取る例が多いが、ルチンを豊富に含むことから5年前から活用方法を研究してきた。
これまで鈴木農場(町人舞174、鈴木栄代表)が収穫した擬葉の粉末を使い、そうめんや豆腐、シフォンケーキ、クッキーなどを試作してイベントなどで提供。今後はようかんを商品化する予定もある。
会員企業のあすなろファーミングが開発した同ソフトクリームは、昨年好評を得たことから、店舗を拡大して販売することになった。8日に来店した沼尻好子さん(58)=千葉県=は「一口目は抹茶にも似た味で、アスパラの味が広がっていく」と珍しがっていた。村上勇治社長は「ヘルシーブームで健康志向にもぴったり。アスパラの産地として売り出したい」と話す。
紺野会長は「擬葉の提供農家を増やしていき、新しい商品作りにも力を入れていきたい」と話している。清水ドライブイン(町清水437)と十勝千年の森(町羽帯)、JA十勝清水町の直売所3丁目広場(町本通3丁目)でも販売している。1個350円。
(小寺泰介)