十勝で水揚げ、旬を堪能「ししゃも祭り」 北の屋台で20日まで
帯広市の屋台村「北の屋台」(西1南10)で、旬のシシャモを味わう「十勝産ししゃも祭り」が開かれている。十勝沿岸で水揚げされたシシャモを、各店がさまざまなメニューで提供する。20日まで。
北の屋台を運営する「北の起業広場協同組合」の主催。大樹、大津両漁協の協力で、その日の夕方に取れた新鮮なシシャモが運ばれ、屋台の店主が腕を振るう。今年は屋台19店舗のほか、五つの卒業店舗が参加し、シシャモの一夜干し、天ぷら、刺し身などを提供する。
韓国料理「ましっそよ」では、ワタを取り除いた干しシシャモ焼きを提供。1皿に5尾が並び、うま味の強い雄と、子持ちの雌を食べ比べることができる。店主の佐藤剛仁さん(66)は「今季は少し小ぶりだが、味は例年と変わらずしっかりしている」と話す。
名古屋から旅行で訪れた柳田治彦さん(71)は「身は軟らかく、ほのかなしょっぱさで絶品。ほかで食べるシシャモとは違う」と笑顔を見せた。当初、13~18日の開催を予定していたが、天候の影響で漁ができず2日遅れで15日にスタートした。期間も2日間延長することが決まったという。(月森七海)