大樹町発祥のルールブック、20年ぶりに刷新 全日本ミニバレー協会
【大樹】全日本ミニバレー協会(小島秀俊理事長)は、大樹町発祥のミニバレーに関するルールブックを20年ぶりに刷新した。誕生から2022年で半世紀を迎えたことを記念し、小島理事長らが準備を進めてきた。同協会では「新ルールブックを通じて、競技の公平性を保ち、ゲームとしての面白さも改めて追求してもらえれば」とする。
新ルールブック「ミニバレールールブック2024」は、ミニバレーの日(3月2日)に合わせて完成。公認審判員認定委員会を中心に、より実践的で分かりやすく、使いやすい内容を目指して作成した。ルールの解説や運用、審判法など、プレーをする際に必要な具体的な内容や基準なども盛り込んだ。
さらに、巻末には、ミニバレー50年の歩みを振り返る年表や、「ミニバレーよもやま話」なども掲載。読み物としても楽しめる構成となっている。
ミニバレーは、1972年に大樹町で考案されたスポーツ。軟らかい専用のボールや低いネット、そして、人数や運動量を考慮したコートの広さなどに工夫を凝らし、レクリエーションや競技など、「大衆が楽しめるスポーツ」として世界的に普及している。
ただ、審判員の習熟度やローカルルールなどによる曖昧さもあったため、新ルールブックでは、今後の普及活動も考え、ルールの解釈をより明確にした。小島理事長は「審判団のミーティング内容やプレー前後の基本行動なども盛り込んだ。歴史的資料としても価値がある」と話す。
A4判。54ページで600部作成。価格は1000円。購入は、イチカワスポーツ(大樹町西本通6、電話01558・6・3002)へ。(船水よう子通信員)