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「110番の日」の思い込め、幕別の小中学生が帯広署に感謝のちぎり絵

ちぎり絵を寄贈した(左から)青柳さんと牧野さん(青柳さんの家族提供)

 幕別白人小3年の青柳結さん(8)と幕別札内中2年の牧野心絆(ここな)さん(13)が制作した、道警シンボルマスコット「ほくとくん」のちぎり絵が4月上旬から、帯広署入り口近くに掲示されている。青柳さんが同署で1月に開かれたイベント「110番の日ふれあいフェスタ」の楽しい思い出に感謝を示そうと、はとこの牧野さんと協力して作品を作り上げ、同署に寄贈した。(中島佑斗)

 同フェスタは「110番の日」にちなみ、1月10日に開催された職業体験イベント。ライトを照らして犯人の足跡を探す「鑑識体験コーナー」や運転シミュレーターのほか、道場では警察官の逮捕術の試合が行われた。駐車場ではパトカー乗車体験や、災害時に使用する拠点車や非常用電源車などの車両も展示された。

 青柳さんは母梨恵さん(43)とイベントに参加。道場でソフト警棒を使う体験をしたほか、「鑑識のコーナーでは犯人の指紋も見つけられた」と喜ぶ。この話を聞いた牧野さんが、感謝の品の制作を提案。牧野さんも小学生の頃、コロナ禍で奮闘する警察官を見て、当時住んでいた旭川市の警察署にちぎり絵を作って寄贈した。

 寄贈したちぎり絵は、縦109センチ、横78センチの模造紙の中央にほくとくん、上に「ありがとう」の文字が入っている。

 制作は春休み中の3月下旬ごろから2週間ほどかけて行った。折り紙をちぎって貼ることを繰り返し、「指が痛くなった」と青柳さん。ほくとくんの輪郭の黒い線は、牧野さんがピンセットを使って貼り付けた。ほくとくんの背景には、青柳さんのアイデアでハートをあしらった。

 作品は4月上旬に帯広署に寄贈し、2人は「(来署者は)皆立ち止まって見てくれた。作るのは大変だったけど、作って良かった」と声をそろえる。

 将来の夢は警察官かと聞くと、青柳さんは「お母さんみたいになりたい」、牧野さんは「警察官か保育士になりたい」と話していた。

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