万博に「ナイタイ高原」 地方創生SDGsフェスに出展 上士幌
【上士幌】上士幌町は28日から6月1日まで、大阪・関西万博の内閣府「地方創生SDGsフェス」に出展する。町内で展開する資源循環型農業などを全国や海外客にアピールし、関係人口の創出につなげる。
同フェスは会場内の展示施設「EXPOメッセ」で開かれる。人気ゲーム「桃太郎電鉄」とコラボ、来場者が各自治体の展示ブースを巡り、楽しみながら地方創生、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを体感できる。全国から52の自治体が参加する。
町のブース(広さ3メートル四方、高さ2・7メートル)は、ナイタイ高原牧場をイメージしてデザイン。壁紙を使って、家畜ふん尿を活用するバイオガスプラントや、家庭で不用になった食器類を引き取り希望者に再配布する施設「ツナグ」などを紹介する。
VRで熱気球体験
家庭の生ごみを堆肥化する「コンポスト」や搾乳を体験できる牛の模型を展示するほか、熱気球「ほろんちゃん号」に搭乗して上士幌上空の空中散歩を体験できるVR(仮想現実)コーナーも設ける。
町ゼロカーボン推進課の高宮颯大主事は「万博は上士幌の取り組みを世界に発信する絶好のチャンス」と張り切っている。31日には上士幌小児童が同フェスを見学する予定。(大健太郎)